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ま‐ちが・える〔‐ちがへる〕【間違える】
[動ア下一][文]まちが・ふ[ハ下二]
1 しそこなう。失敗する。しくじる。まちがう。「計算を―・える」
2 他のものと取り違える。まちがう。「人の傘と―・える」「道を―・える」
[用法] まちがえる・あやまる――「計算を間違える(誤る)」のように、やりそこなうの意では相通じて用いられる。◇「間違える」には本来選ぶべきものを取り違えて他のものを選ぶ意がある。「右折するところを間違えて左折した」◇「誤る」は、正しい方法・方向を選ばずに、よくない方法・方向を選ぶ意がある。そこから道理・正道からそれる、ふみはずすの意が生じる。「ふとしたきっかけで人生を誤る」「身を誤って罪を犯す」◇「道を間違える」は、直進するか、右折するか、左折するかを選びそこなうだけだが、「道を誤る」は生き方の問題になる。
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ま‐ちが・う〔‐ちがふ〕【間違う】
[動ワ五(ハ四)]
1 あるべき状態や結果と異なる。違う。「―・った考え方」「この手紙は住所が―・っている」
2 「間違える1」に同じ。「勘定を―・う」「一人が―・うと全体に影響する」
3 「間違える2」に同じ。「誰かが―・って渡した書類」「約束の日時を―・う」
4 (「まちがっても」の形で、あとに打消しの語を伴って)どんなことがあっても。決して。「―・っても他言してはいけない」
[動ハ下二]「まちがえる」の文語形。
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大辞林
まちが・える[―ちがへる] 43 【間違える】
(動ア下一)
[文]ハ下二 まちが・ふ
[1] 誤りをする。やりそこなう。
答えを―・える
計算を―・える
[2] 他のものと取り違える。
靴を―・える
友達と―・えて肩をたたく
〔補説〕 「間違う」に対する他動詞
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まちが・う[―ちがふ] 3 【間違う】
1 (動ワ五[ハ四])
[1] 正しくない状態になる。誤っている。違う。
君が―・っている
―・った考え
[2] 「間違える[1] 」に同じ。
計算を―・う
一つ―・えば命取りだ
[3] 「間違える[2] 」に同じ。
道を―・った
[4] 行き違う。かけ違う。
判官殿―・うてお目にかからず〔出典: 浄瑠璃忠臣蔵
〔補説〕 本来は「間違える」に対する自動詞
2 (動ハ下二)
→まちがえる
→(句)間違っても
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