2012-08-07 プリテンド 初読の感動に勝るものはない。 本を、最後の2.30ページを残して読むのをやめてしまう、というのをよくやる。多分、その世界が完結してしまうのが、なんとなくもったいないから。ではないか。 最後を見てしまったら、もうその本は死んでしまうのだ。 読み返してみてもいいのだけれど、それはもう結果の見えている録画の世界になってしまっていて 台詞は言わされているだけ、事件は用意されているだけ。もちろん、読み返して気づくことがあるのも面白いのだけれど、 初読の感動は、何にも勝る。